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軽貨物運送業の繁忙期・閑散期とは?
2022/04/07

いまだ続くコロナ禍、それに伴い増加し続けるECサイトと通販の利用、依頼される荷物量に対して充分な人員を確保できているとは言い難いなどの状況から、年中忙しいと思われている軽貨物運送業ですが、他のお仕事と同様に「繁忙期」と「閑散期」と言える時期や期間があります。
ではどんな時期がどういった理由で繁忙期・閑散期となるのでしょうか。

 
軽貨物運送業の繁忙期とは次のようなものです。

 
◆各季節に訪れる毎年恒例の繁忙期
各季節で忙しくなるのは、年末年始、3月~4月の引越シーズン、6月中旬~8月中旬のお中元・行楽帰省シーズン、12月のお歳暮・クリスマスシーズンで、これらは軽貨物運送業に限らず運送業全体が慌ただしい時期です。
夏のお中元シーズンはとても長くなっていますが、これはお中元を送る時期に地域によって違いがあるのと送る時期が早まる傾向にあるためで、実際にはその期間の中でも特に忙しい所とそうでない所があり、それもどこのエリアを担当しているかによって変わってくるという特徴があります。
この4つのシーズンがその年の年収を決めると言っても過言ではないくらい収入の大きな割合を占めています。

 
◆通販会社のセール日や特別な日による繁忙期
通販会社ではさらに新規の顧客を獲得したりリピーターを増やす為の手段として値引きやポイント還元などのセールやキャンペーンを定期的に行っています。具体的にいえば、Amazonのブラックフライデーやプライムデーなどです。こういった一般に認知されてきたセールではその期間それを要因として明らかに配送の荷物量が増えます。
他にも母の日や父の日などの全国的にプレゼントが伴う日や人気のアニメDVDや人気ゲームソフトの発売日には、その特定の日又はその前後で日時指定の荷物がとても多くなります。
数日から一週間程度の短期間のものが多いですが、売上にも多大な影響があるため、こういったセール日や特別な日をスケジュールに取り込み対応できるよう備えることが軽貨物ドライバーの常識になりつつあります。

 
◆地域ごとの繁忙期
地域に根付いている特産品があり、その特産品が旬の時期を迎えた時には配送案件が増えます。例えばお米や果物などの農産物や海産物といったものです。又リゾート地を持つ地域限定の冬のスキー道具の配送といった案件もこの繁忙期に含まれます。
通販によって手軽に欲しいものが手に入れられるこのご時世、テレビやSNSで紹介され話題になったことで地域限定商品や特産品の配送量が急に増えるといった事例も多くあります。
時期の旬のものや最近の世の中の動きや話題になっているもののチェックも運送業として欠かせません。

 
◆思わぬ出来事による繁忙期
人が外に出づらくなるような状況では運送業の需要が高まる傾向があり、記録的な暑さや寒さが続いたり国際的な感染症が蔓延したなど、予測できない思わぬ事情によって繁忙期が発生することがあります。
コロナウイルス感染症によって巣ごもりが増え、宅配を多く請け負う軽貨物運送業において特に需要が高まったこれまでの期間と現在はまさにこの突発的繁忙期に当てはまることになります。
このタイプの繁忙期は時と場合によっては自分の身に危険が伴うこともあり、自己責任で働くことにもなりますが、軽貨物ドライバーが「この仕事で人々の生活を守っているという社会的責任と誇り」を強く実感できる時であるともとらえることもできます。

 
 
これだけ数多くの繁忙期を抱える軽貨物運送業ですが、では閑散期はいつなのでしょうか?

 
◇繁忙期のあとが閑散期
通常、繁忙期のあとに必ず閑散期がきて一つのサイクルです。
閑散期といっても軽貨物運送業においてはいわゆる仕事が少なくて暇なイメージではなく、繁忙期が本当に忙しいので少し荷物が減っただけでも楽に感じられて、心理的にも落ち着いて仕事ができる時期と言うほうが正しいかもしれません。
繁忙期はそのほとんどが一定の期間や特定の日の期間限定です。カレンダーやスケジュールを確認しておくことで、閑散期も予測でき、繁忙期もイライラしたり思い詰めたりせずに仕事ができるというドライバーさんの声もあります。

 
◇天候による閑散期
軽貨物ドライバーの仕事は天候や自然災害により滞ってしまうことがあります。
悪天候の中でも対策を講じていつもどおりに配送を行うのがプロの仕事ですが、いくら対策をしていても大雪や台風でそもそも道路が通行止めになってしまったり、速度制限が設けられてしまってはスムーズな配送ができなくなってしまいます。そういった事態による閑散期です。
例えば地震などは軽貨物運送業に限らず様々な業種に支障がでる災害です。大規模な地震がおこった場合は配送そのものさえできなくなります。

 
 
このように軽貨物運送業の仕事にも緩急のリズムがあることがわかったと思います。
忙しい時期ほど、運送会社としての手腕やプロのドライバーとしての真価が問われるものです。
予測不可能な事態に直面した場合も慌てず対処できる知識を備えることも含め、様々な情報をしっかり把握し、閑散期を上手に利用して車の点検やスケジュール調整・体調管理、会社としてはサービスの内容や品質の見直しも行って、繁忙期に向け万端整えておくことが大事なことであり、稼ぎ時を逃さないコツにもなるでしょう。